/img05.ti-da.net/usr/t/o/m/tomiton/top_res200_1.jpg" alt="だいこんの花姉妹店" >
だいこんの花 安謝店 098-861-8889 那覇市安謝620
だいこんの花 小禄店 098-859-5556 那覇市高良3-11-1
だいこんの花 美里店 098-929-3133 沖縄市東2-5-8(旧:沖縄市美里1336−3)
ランチ 月〜金 11:30~16:00(L.O.14:00) 土・日・祝11:30~16:00(L.O.14:30)
ディナー 月〜金 18:00~22:30(L.O.21:00) 土・日・祝17:30~22:30(L.O.21:00)
2009年04月17日
沖縄版CSAについて
昨日は、「CSA」の日本で普及を推進している
NTTデータ経営研究所の村瀬さんにお会いすることができました。
地域のイノベーションを担当なさっている方で、会社に勤めながら、慶応大学大学院の学生さんでも
ありました。
お話としては、日本版のCSAのあり方の情報交換が主でした。
今後、一緒に沖縄版CSAについても知恵を絞っていこうという結論でした。
CSAの第一人者にお会いできて、意を強くしました。
さて、このCSAですが、
Community Supported Agriculture
です。
「地域支援型農業」で、地域住民が地元の農業の維持・発展や新規就農を支援するため、
住民が会員となって作付け前に生産者に商品代金を代金を前払いし、収穫時に農作物を受け取る
仕組みである。
と書かれてます。
農家さんのメリットとしては、「前受けによって資金繰りの解消や収入の安定化が図れ、
収穫が不安定になり易い有機農業等の業務に専念できる。」ことです。
CSAは、アメリカやヨーロッパの考え方なのですが、日本の有機農業も大いに取り入れた
方がいい仕組みだと思います。
課題としては、消費者の意識改革ではないでしょうか。
「有機農業=自然環境重視循環型農業」においては、
収穫が不安定なため(=収入が不安定)になかなか農家が増えないのが現実です。
でも、自然を守りたい、自然の中で育つ作物を育て売りたいと思う農家さんもいます。
育てた有機農産物が今の流通でうまく機能すればいいですが....。
どうも難しいことになってます。
買う側の論理は、「安定して定量仕入れ」=「欲しい商品の量を欲しいだけ納品して」です。
これは、店舗の運営のコストパフォーマンスを考えた場合は重要な概念となってます。
生鮮売場の激しい競争が、主な原因ですが...。
消費者は価格に敏感で、毎日野菜を買う店を価格で選択してます。
ここに「有機野菜」が登場するとなると「管理」が大変です。
まず、「虫」の存在です。
有機あれば、「虫」から逃れることはできません。
自然の中で、作られる農作物は「虫」に囲まれて成長してます。
「防虫対策」はできますが、「殺虫対策」は取れません。
売場で、有機農産物の野菜から農薬使用の野菜に「虫」が移ったら大変な事になってしまいます。
また、バックヤードでも管理は難しいですね。
アメリカでは、「ホールフーズ」がエリアを分けて(有機野菜と農薬使用の野菜)販売してますが、
消費者が望んでいる結果、売場が作られたと考えた方が良さそうです。
日本では、通販で発達した有機野菜の販売形態があります。
安全な生産物を食べるためには、高いコストを払ってもいいという富裕層を中心に売れてます。
しかし、「売る」「買う」ことで完結している形態が多く、
「自然を共に守る」と言った積極的な消費者の意識とは違うような気がします。
CSAは、あくまでも「生産者支援」です。
「自然畑人、ちばりよー」の感覚でしょうか。
もともと、沖縄の農村地域や漁村地域では採れた生産物を分け合うことが日常的にありました。
渡名喜島は、いまでもその習慣が色濃く残ってます。
都市生活者が「農業」を支える仕組みの中では、消費者の意識が最も重要だと思います。
作る側=有機栽培農家の多くの人は、どんな努力も惜しまず、
安全で安心できる野菜を作る心構えはできています。
買う側が、「環境を守る農業」を支持、「支援する心」を持つことが求められていると思います。
ただ、沖縄の中では「前払いできる生活者」がどの程度存在してるのかは把握できてません。
前払いより、毎月の引き落としの方が現実的なかもしれません。
その代わりに、保証金の仕組みで会員資格を作った方がいいかもしれませんね。
沖縄版CSAにチャレンジしていく計画ですが、これからとても楽しくなりそうです。
「農」は「国」の基本でもあるので、基本に関われる仕事の意味は大きいですね。
2007年のだいこんの花安謝店のスライドショー
NTTデータ経営研究所の村瀬さんにお会いすることができました。
地域のイノベーションを担当なさっている方で、会社に勤めながら、慶応大学大学院の学生さんでも
ありました。
お話としては、日本版のCSAのあり方の情報交換が主でした。
今後、一緒に沖縄版CSAについても知恵を絞っていこうという結論でした。
CSAの第一人者にお会いできて、意を強くしました。
さて、このCSAですが、
Community Supported Agriculture
です。
「地域支援型農業」で、地域住民が地元の農業の維持・発展や新規就農を支援するため、
住民が会員となって作付け前に生産者に商品代金を代金を前払いし、収穫時に農作物を受け取る
仕組みである。
と書かれてます。
農家さんのメリットとしては、「前受けによって資金繰りの解消や収入の安定化が図れ、
収穫が不安定になり易い有機農業等の業務に専念できる。」ことです。
CSAは、アメリカやヨーロッパの考え方なのですが、日本の有機農業も大いに取り入れた
方がいい仕組みだと思います。
課題としては、消費者の意識改革ではないでしょうか。
「有機農業=自然環境重視循環型農業」においては、
収穫が不安定なため(=収入が不安定)になかなか農家が増えないのが現実です。
でも、自然を守りたい、自然の中で育つ作物を育て売りたいと思う農家さんもいます。
育てた有機農産物が今の流通でうまく機能すればいいですが....。
どうも難しいことになってます。
買う側の論理は、「安定して定量仕入れ」=「欲しい商品の量を欲しいだけ納品して」です。
これは、店舗の運営のコストパフォーマンスを考えた場合は重要な概念となってます。
生鮮売場の激しい競争が、主な原因ですが...。
消費者は価格に敏感で、毎日野菜を買う店を価格で選択してます。
ここに「有機野菜」が登場するとなると「管理」が大変です。
まず、「虫」の存在です。
有機あれば、「虫」から逃れることはできません。
自然の中で、作られる農作物は「虫」に囲まれて成長してます。
「防虫対策」はできますが、「殺虫対策」は取れません。
売場で、有機農産物の野菜から農薬使用の野菜に「虫」が移ったら大変な事になってしまいます。
また、バックヤードでも管理は難しいですね。
アメリカでは、「ホールフーズ」がエリアを分けて(有機野菜と農薬使用の野菜)販売してますが、
消費者が望んでいる結果、売場が作られたと考えた方が良さそうです。
日本では、通販で発達した有機野菜の販売形態があります。
安全な生産物を食べるためには、高いコストを払ってもいいという富裕層を中心に売れてます。
しかし、「売る」「買う」ことで完結している形態が多く、
「自然を共に守る」と言った積極的な消費者の意識とは違うような気がします。
CSAは、あくまでも「生産者支援」です。
「自然畑人、ちばりよー」の感覚でしょうか。
もともと、沖縄の農村地域や漁村地域では採れた生産物を分け合うことが日常的にありました。
渡名喜島は、いまでもその習慣が色濃く残ってます。
都市生活者が「農業」を支える仕組みの中では、消費者の意識が最も重要だと思います。
作る側=有機栽培農家の多くの人は、どんな努力も惜しまず、
安全で安心できる野菜を作る心構えはできています。
買う側が、「環境を守る農業」を支持、「支援する心」を持つことが求められていると思います。
ただ、沖縄の中では「前払いできる生活者」がどの程度存在してるのかは把握できてません。
前払いより、毎月の引き落としの方が現実的なかもしれません。
その代わりに、保証金の仕組みで会員資格を作った方がいいかもしれませんね。
沖縄版CSAにチャレンジしていく計画ですが、これからとても楽しくなりそうです。
「農」は「国」の基本でもあるので、基本に関われる仕事の意味は大きいですね。
2007年のだいこんの花安謝店のスライドショー
Posted by だいこんの花お知らせ隊 at 12:39│Comments(0)
│ゆんたくその2