2月9日JAはえばるにて、沖縄の有機農業が大きく変化するイベントがありました。
沖縄県の営農支援課が、環境保全型農業を担当しています。
昨年の3月に県の指針が示されました。
「沖縄県有機農業推進計画」←PDFクリック
計画が策定され、「花と食のフェスティバル」で「環境保全型農業」のコーナーができ、
今後の取り組みについて「説明会」が開かれました。
多くの有機農業関係者がつめかけ、県の話に耳を傾けていました。
国の支援策も打ち出されていますので、市町村と県と国の足並みが揃えば
沖縄の環境保全型農業が推進されていくのではないでしょうか。
あいあいファームは有機JASの認証と特別栽培の認証を取ってます。
環境保全型農業が推進していく農家に対して助成しようとする動きです。
県は議会に予算承認を求めているとのこと。
これが通れば、10アールあたり市町村が2000円、県が2000円、国が4000円計8000円支払っていただけることになります。
あいあいファームは今帰仁村にありますので、今帰仁村に対応をお願いしていきます。
県は営農支援課、国は総合事務局の農林水産部生産振興課が担当部局になります。
県が組織として取り組むことができるようになり、大きく前進した感があります。
ただ、まだ課題も沢山がありますので、みんなで一緒に頑張っていきたいですね。
課題としては....
沖縄における有機栽培技術のノウハウ確立と指針の策定があると思います。
栽培品目の中でもあいあいファームが積極的に取り組んでいる「大豆」などは、
県の推奨品目に指定されていないために誰に栽培技術のことを聞いていいのか分からない状態が続いております。
有機農家のそれぞれの事情は色々と違うと思いますが、「面積」や「今後の拡大予想」を元に栽培指針の策定をお願いしたいですね。
県には優秀な農業改良普及センターの指導員がおられますので、ぜひ環境保全型農業にも力を入れて欲しいと思います。
沖縄の農家のためだけでなく、「地球環境の保全」的な視点も必要ではないでしょうか。
有機農業は微生物を活用して土作りをしますので、CO2を減らすこともできますし、何より「海を汚さない」で済みます。
現場の農業改良普及センターの指導員さんと市町村、県、国が足並みを揃えて動いて欲しいと切に願っております。
あいあいファームも微力ながら努力していきたいと思います。